かかってこい!中学受験

2018年中学受験組の娘を持つ親父が綴る、笑いあり、涙ありの中学受験のぞき見日記

受験まであと4か月、中学入試を控えたお子さんとその親御さんにおすすめ算数参考書をご紹介

速いもので、うちの子が中学生になってからもう半年。

1年前の今頃はまだ、毎朝子供と一緒に起きて朝勉に付き合っていたことが嘘のよう。遠い過去のようです。

しかし思い返すと、ちょうどこのころに自宅学習の方針を変えたことで、2月の本番で無事第一志望校にご縁をいただくことができたように思います。

今日はそんな1年前の我が家で実践した、勉強法について簡単にご紹介します。

この記事で紹介するのは主に算数の学習法です。娘が算数が弱点だったため、その得点力を強化するために取り組んだ内容を紹介します。

正答率50%以上の問題を取りこぼさない学力が超大事

6年生の夏ごろまで、模試や塾のテストの間違い直しでは正答率が1桁台の難問、奇問まできっちりとやっていた我が子ですが、これを止めさせました。

正答率が2割を下回るような問題は言葉は悪いですが、捨て問に。

それよりも正答率50%を超える基本問題を絶対に取りこぼさないため、基本的な問題だけが載っている基礎問題集で基礎固めに再度取り組むようにしました。

正答率50%を超える基礎問題を入試で1問も落とさず得点できれば、ほとんどの学校では合格者最低点を上回るんからです。

そして正答率20%を下回る難問を解けるようになるよりも、基礎問題の解き方を反復練習で徹底的に身に付け、また計算練習などを繰り返して凡ミスをなくす方が実現可能性が高いと思ったからです。

当たり前のことですが、この方針で進めて大正解でした。

年が明けて1月に入ってからは、親が驚くほど子供の学力が伸びたんです。
(実際にはその時期はすでに模試が終わっているため正確なところは分かりませんが、自宅で過去問を解かせると、それまで解けなかったような問題をすらすら解けるようになっていて何度も驚かされました。)

もちろん塾での勉強や過去問に取り組んだことの影響もあるでしょうが、基本をしっかりと抑えたことでそれまで頭の中でこんがらがっていた事柄がしっかり整理されて、理解できるようになったのだと思います。

「塾技100」よ、ありがとう

この時期に使っていたのが塾技100という問題集です。

Amazonのリンクを下に貼っておきますね。

子供と2年以上毎朝算数を解き続けましたが、その間に使った算数の問題集は10冊以上に上ります。

書店で売っているありとあらゆる問題集に目を通し、良さそうなものは購入して子供に取り組ませていたので、問題集ごとの特徴もおおよそ分かっているつもりです。

その私が断言します!塾技100、最高でした!!

問題の難易度が絶妙すぎる

この手の問題集にありがちなのが、例題は基本問題なのにその横にある演習問題が途端に難問になっているようなパターン。

そういう問題集は基礎固めにむかないんですよね。

しかし塾技100は取り上げられている問題の難易度が絶妙です。
例題と演習問題のレベル差が小さく、例題で解き方をしっかりと頭にインプットすれば解けるレベルの演習問題が用意されているんです。

逆を言えば正答率30%を下回るような難問を解けるようになりたいお子さんには物足りないかもしれませんが、うちの子のように基本問題を解けるようになりたい子供にはピッタリだと思います。

中学受験算数に必要な知識、解法が網羅されている

この本1冊で中学受験で出てくる算数の問題パターンの9割くらいはカバーできるようになっているのも、気に入った点です。

割合、速さ、図形の移動、流水算、つるかめ算など中学受験算数ではいろいろなタイプの問題をいろいろな解法を駆使して解く必要がありますよね。

そのすべてとは言いませんが、大方の範囲をこの1冊で見直しができるように作られていました。

そういう意味では受験直前期の、すでに履修範囲を一度終えているお子さんが最後の見直しとして取り組むのにちょうどよい教材です。

うちの子もまさにそういう使い方をさせていただきました。

本の中身は単元が100個に分かれていますから、1日1個ずつ消化すれば3ヶ月ちょっとで算数の見直しが完了できます。

この本に載っている問題をしっかりと解ける学力が身につけば、最難関校以外であればどこの学校でも届くくらいの算数の学力があるといえるのでは?と思います。

学力が最後の3ヶ月に伸びる、という話は本当

先ほども書いた通り、我が子は受験直前の12月ころに化けました。

それまで算数を苦手としていて、テストや問題集を解かせても親から見ても歯がゆい状況(基本的な問題は解けてもすこしひねった問題は解けない)でしたが、それがコロッと変化したのです。

私が(たぶんこれは解けないだろうな・・・と思いながら)「この問題解いてみて」と過去問や過去のテストで間違った問題を解かせてみると、すらすらと解けるようになっていたのです。

ウーン、、、とうなりながらではなく、スラスラと、です。
これは私からするとキツネにつままれるような?という感覚でした。

え?いつの間に?と親が本当に驚くような変化でした。
学力の伸びは突然現れる、と言いますが本当にそうなんだと実感した瞬間でした。

もちろん日々の積み重ねの結果であり、何もせずに突然学力が伸びるわけはないんですが、頭の中の回路が繋がって問題が解けるようになるのはある時突然起きるんだなあとつくづく思わされたのです。

来年2月1日に受験をするお子さんを持つ親御さんも、我が子にその変化が起きるのを楽しみにしつつ、お子さんを最後まで全力サポートしてあげてください!