あと329日!中算は良問が多い!
今月から中学への算数(略して中数)に取りくみ始めた娘。
日々の演習(略して日々演!)を1日1問ずつ解き、分からなかった問題はしるしをつけて後日先生に質問する流れでこなしている。
この本、評判通りとても良さそうだ。
まだはじめたばかりで確かなことは言えないが、問題の難易度や面白さのバランスがとても良い。良問が多いのだ。
中学受験未経験の私が書くと説得力に欠けるが、娘の勉強を2年も見ていれば少しは分かってくることもある。
算数はなぜ成績差が付きやすいのか?
算数で偏差値60程度の成績をとるには正答率が30%~50%くらい、つまり半数以上の子が解けない問題を確実に正解する力が必要になる。
しかしこのくらいの正答率なら難問・奇問ではなく、軽い応用問題といえるだろう。
子どもの定期テストの結果を見ても、正答率4割程度の問題で「あー、もうちょっとで解けたのに・・」という感想を持つ方が多いのではないだろうか?
まったく手が付けられない、いわゆるお手上げの問題ではない場合が多いと思う。
正答率10%以下の難問を解くには、幼いころから培われた算数センスや生まれ持った才能なども必要かもしれない。
だが軽い応用問題程度なら勉強方法次第で誰でも解けるようになるはずだと思うのだ。
しかし実際には、基本問題はちゃんと解けるても少し応用になると途端に分からなくなる子がいる。
応用問題を解けるようになるためにはどうしたらよいのだろうか?
良問は基礎と応用を結びつける架け橋
娘と算数を勉強していると、思わず「なるほど~!」とうなってしまう問題に出会うことがある。
そういう問題を良問と呼ぶのだと思う。
それまで脳みその中で無関係なものとして存在していた知識Aと知識Bがあるとする。
AとBの間には深くて暗い溝が広がっているため、結びつければ応用Cになると気づくことはとても難しい。
しかし良問は、この深く暗い溝に橋を架けてくれる役割を果たしてくれる。
解いているうちに少しずつ、頭の中に知識の架け橋を作ってくれる。そしてその橋が完成した時に「なるほど!」と感動するのだ。
この「なるほど!」の力は非常に大きい。
一度作った知識の架け橋はよほど手入れを怠らない限り壊れたりせずに使い続けられるはずだから。
あとはその数を増やすほど算数の力が着き、応用問題も正解する力となるのだろう。
つまり応用問題を解けるようになるには、どれだけ多くの良問にあたるかがとても大切なのだ。
中数には良問が多い!
「難関中学を目指す~~」といった問題集の中には、難問・奇問ばかりで良問が見あたらないものも少なくない。
これは実際に娘と解いたから、確信して言える。
難しい問題をいくらこなしても、頭の中に橋を架ける意図や工夫が隠されていなければ単なる苦行になりかねない。
すでに算数を極めた子が力試しとしてやるのはありだが、算数の力を付けるための演習用としては不向きといえるだろう。
その点中学への算数は良問が多い!
まだ4月号しかやっていないので今後もそうだというつもりはないが、現時点では非常に手ごたえを感じている。
受験本番まであと329日!1日も無駄にせず努力する娘に一番大きな花が咲くように、できるかぎりの応援を続けていきたい。
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